ここが知りたい健康情報   「疲れが取れない」 つかれがとれない
疲れが取れない つかれがとれない

 最近何となく疲れていませんか?睡眠時間は足りてるはずなのに朝すっきり起きられないと感じていませんか?それはあなたが思っているより頭も身体も疲れているのかもしれません。めまいがしたり耳鳴りがすることはありませんか?
吐き気がしたり、胃腸の調子がなんとなくおかしいなあと思うことはありませんか?
動悸がしたり呼吸が乱れることはありませんか?
頭痛や頭重患はどうですか?
いらいらして感情コントロールができてないなあと思うことはありませんか?
何もやる気が起きず、何もかもいやになることはありませんか?
いつもあちこち調子が悪いなあと思いながら会社や家事に終われる毎日で、何か病気に罹患しているのではないかと心配になりませんか?
 疲労感は身体が発する重要な信号です。疲れたら休む。疲れたら眠る。それを促すためのアラームといえるでしょう。私たち生き物が活動すると活性酸素が生まれます。それを消去しきれずにさび付いていく状態が疲労です。私たちは 頭を使うときも、体を使うときも酸素を必要とします。、酸素がなければ細胞はエネルギーを生み出すことはできません。 この過程で生じるのが活性酸素なのです。オーバーワークになると当然酸素を消費するため、活性酸素の量もぐーんと増えることになります。活性酸素はフリーラジカルともいわれ、細胞を傷つけてしまい、その結果として体や脳のパフォーマンスが低下することで疲れを感じます。私たちが疲れを感じると、自律神経が疲労感を和らげようと活動し始めます。運動をすると手足に血液を送るべく呼吸や脈拍が速くなり、体温も上がります。ここに関わっているのが交感神経です。ほどほどのところで休憩をとることができれば副交感神経が優位になって自律神経のバランスがとれます。しかしオーバーワークになることで自律神経も疲れてしまい交感神経も副交感神経も機能が落ちてしまうのです。
 十分に眠ったはずなのに朝起きたときからすでに疲れている。昼間でも頭がぼうっとして集中力がない。最近仕事が忙しいから仕方がないとドリンク剤でごまかしていませんか?それは疲労がどんどん積み重なった累積疲労かもしれません。慢性的な疲労が続くことで、免疫力が低下してかぜを引きやすくなったり、自律神経失調症やうつ病になったり、その他ありとあらゆる病気に発展することも考えられますし、身体が耐えられなくなれば過労死してしまうかもしれません。疲労を軽く考えてはいけません。疲労が積み重なることはみなさんが考えているよりずっと怖いことなのです。
 疲労が初期であればセルフケアだけでも対処できますが、中期にまでなってしまうと何らかの治療が必要です。疲労で鍼灸院に来院されるのは初期か中期に差し掛かった患者さんがほとんどですが、これが末期にまで発展してしまうと鍼灸やマッサージでは対処できなくなってしまいますし、たとえ病院へ行ったとしても血液検査などの異常が見つからずにうつ病などと診断されてしまうこともあります。
 
もうすこし動きましょう
 運動というと、ジョギングとかスポーツジムを思い浮かべる人も多いことでしょう。しかし、私が言いたいのは普段の生活で少しでも動きましょうということです。仕事の大半がデスクワークになってしまい、通勤は車という生活では最低必要な運動すらできていません。デスクワークで頭ばかり使っていると、頭がオーバーヒートしているのに身体はどんどん冷えてしまい、頭寒足熱ではなく、頭熱足寒になってしまいます。筋肉を動かさないので、血液循環が悪くなり、必要な栄養が細胞に届かず、老廃物も溜まったままになってしまうのです。そうなると実際は疲労物質が溜まっていないのに「疲れたあ」と感じてしまうのです。ある程度身体が疲れないと良い眠りも訪れません。
 
朝起きるのが少しくらい辛くても決まった時刻に起きましょう
 朝起きて太陽の光を浴びるとセロトニンが分泌されます。これは幸せホルモンともいわれますが、それが16時間後にはメラトニンという睡眠ホルモンに変化します。これはとても大切なことで、セロトニンが分泌されないとメラトニンも分泌されないということです。ようするに朝起きて太陽の光を浴びないと良い睡眠が得られないということなのです。
朝決まった時刻に起きて、仕事の合間に軽い運動をするだけでもその疲労感は軽くなるかもしれません。
それでも疲労感が続くようなら鍼を試してみませんか?
 
自律神経のバランスを整えましょう
 乱れた生活習慣はあなたの自律神経のバランスをめちゃくちゃにしているかもしれません。仕事中にあくびが出て眠くなったり、夜になって布団に入ってもいつまでも眠れなかったり、頭痛やめまいが続いたりなど自律神経のバランスが乱れているサインです。その症状一つ筒に薬を使っていてはあなたの肝臓や腎臓は付かれきってしまいます。
今までコラムに書き続けてきましたが、鍼は自律神経を調節してバランスを整えることが得意なのです。また、血液循環を良くすることで疲労物質を速やかに追い出し、手足の隅々まで栄養をいきわたらせることができます。自律神経がもともと乱れやすい人もいて、定期的に鍼治療が必要な場合もありますが、月に1度くらいなら経済的にも時間的にも負担には感じないでしょう。
 
血液循環を改善しましょう
 それほど食べていないはずなのに体重が減らなかったり、いつも手足が冷えて寝付けなかったり、目が疲れて頭が重かったりというのは血液循環が良くないサインです。首や肩の鍼やマッサージ、全身のマッサージで血液循環を改善してすっきりしましょう。
 全身の鍼やマッサージは疲労感を取り去り、自律神経やホルモンのバランスを整えて質の良い睡眠に導くことでしょう。
 
楽しいことをしましょう
 自分が何をしている時がもっとも生き生きしているかを観察してみましょう。そして、その時間を増やすようにしましょう。それがあなたの自律神経を活性化させ、血液循環を良くし、脳や身体のパフォーマンスを上げてくれることでしょう。

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