ここが知りたい健康情報   「突発性難聴」
突発性難聴
 ある日突然、片方の耳が聴こえなくなる病気を「突発性難聴」といいます。 2001年、厚生労働省の調査では、全国受療者数は推定年間35,000人で、人口100万人対で275人と増加傾向にあります。
 歌手の浜崎あゆみさんが突発性難聴で左耳が全く聴こえないと衝撃の告白をしましたね。大きな音を毎日毎日聴くことは耳には過剰な負担になったのでしょう。当院でも、ロックコンサートでスピーカーの近くに座ったところ、スピーカーに近い側の耳が突然聴こえなくなったと来院された患者さんがおられます。1日中両耳にイヤホンをつけて大きな音でロックを聴いている若者たちや、1日中大きな音で音楽が流れている職場で仕事をしなければならないなど、現代社会では耳には過剰な負担になっていると考えられます。

■原因
 原因は不明とされていますが、患者さんに話を聞いてみると、何らかのストレスや疲労を感じていることも多く、高血圧、糖尿病、心疾患の既往歴がみられることもあり、生活習慣病の側面も考えられます。 なお、ウィルス感染説や、内耳循環障害説などが挙げられていますが、どのような人が突発性難聴に罹りやすいかという、はっきりとした結論は得られていません。

■症状
 急にどちらかの耳が難聴になります。 また、音が異常に響いて聴こえたり、割れたり、二重に聞こえたり、音程が狂って聴こえるなどさまざまです。その他、耳鳴りや耳がつまった感じ、めまいや吐き気が起きることもあります。
当院の患者さんでは、ピアノの音がポルタメントがかかったように上がっていったと表現したり、風邪をひいたときのように音が割れたり、お風呂の中のように響いて聴こえると言われました。また、全ての人に耳鳴りが診られました。
 厚生労働省研究班では突発性難聴の診断基準を以下の様に定めています。
1. 主症状 突然の難聴 高度な感音難聴 8彊不明、または不確実
2. 副症状 ー鳴り △瓩泙ぁ吐き気や嘔吐

■治療
 西洋医学的にはできるだけ早く入院して安静を保ち、循環改善薬、抗ウイルス薬、ステロイド療法、星状神経節ブロック、高気圧酸素療法などを行います。

■鍼治療
 突発性難聴で当院に来られる患者さんのほとんどは、発症して数ヶ月から1年くらい経過しています。ある日突然片方の耳が聴こえなくなるのです。患者さんの不安は想像に難くありません。突発性難聴になったらもちろん耳鼻科できちんと検査を受け、西洋医学的治療を受けることが大切です。しかし、可能ならば同時に鍼治療が受けられれば治癒の可能性が大きくなるでしょう。
 まず、12経絡の虚実と、自律神経の状態を診察する目的で脈診を行います。脈診は手首の動脈に両手の3本の指(人差し指・中指・薬指)を当てて行います。そのうえで12経絡の調整を行なっていきます。現代医学的に言うと、自律神経・ホルモン・免疫の調整、血液循環改善、自然治癒力を取り戻す目的で刺鍼するわけです。突発性難聴や耳鳴りなど耳疾患の患者さんは不安と過労のために、腎虚に陥っている方がほとんどで、しばしば足のむくみが診られます。腎経を補うことで水分代謝を促す必要があると考えています。その後耳の血液循環を目的に側頭部から首・肩にかけての刺鍼とマッサージを行って終了します。
 当治療院ではアイソトニックサウンドやリラシックサウンド、オルゴールや自然音などリラクシングミュージックをBGMに使うことで患者さんができるだけリラックスした状態で治療を受けられるように心がけています。
 現代人は朝から晩まで人工的に作られた音にさらされています。また、かつてない強い電磁波もいっぱいです。このうるさい音や電磁波が人体にどのような影響があるかなどまだ分かっていません。 達成感の感じられない仕事や複雑な人間関係などストレスは増大するばかりです。 そんな時代だからこそ身体全体に働きかけバランスを調整することができ、副作用のない鍼治療が注目されるのです。もちろん突発性難聴になったときに最初に受診するのは耳鼻科です。しかしなかなか治せないのが現実です。耳鼻科で治療を受けながら、あるいは西洋医学的治療が功を奏しなかった場合、1度鍼治療を試してみませんか!

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