ここが知りたい健康情報   「体調不良」  たいちょうふりょう
体調不良 たいちょうふりょう
 昨今は今までにないほどの健康ブームです。テレビをつけると健康食品やサプリメントのCMばかりですし、いわゆる健康番組も大流行です。また、ダイエットに関する番組や広告もどんどん増えています。○○がいいといえばあっという間にスーパーの棚が空っぽになってしまうし、冗談ではなく健康のためなら死んでもいいというほどです。溢れる健康情報の中から、自分に合った健康食品やサプリメントを選び、食事や運動も無理をせずに楽しくできたらいいですね。
 これほど健康に気を使いながら、毎日なんとなく調子が悪いという人が。それなりに睡眠をとっているつもりなのに朝すっきりしない。特に何もしてないのに常に疲れがとれない。そういう人がたくさんいます。病院で診察を受けても異常が見つからず、それでも症状を訴えると精神科や心療内科に回されてしまうことも多くなりました。
 身体の調子が悪いとき、すぐに薬やサプリメントで治そうとする最近の風潮にはかなり疑問を感じてしまいます。
朝起きたときからなんとなく疲れていませんか?
睡眠時間は足りているはずなのに眠り足りないなあと感じてませんか?
めまいがしたり耳鳴りがすることはありませんか?
吐き気がしたり、胃腸の調子がなんとなくおかしいなあと思うことはありませんか?
動悸がしたり呼吸が乱れることはありませんか?
頭痛や頭重患はどうですか?
いらいらして感情コントロールができてないなあと思うことはありませんか?
何もやる気が起きず、何もかもいやになることはありませんか?
いつもあちこち調子が悪いなあと思いながら会社や家事に終われる毎日で、何か病気に罹患しているのではないかと心配になりませんか?
頭が痛いときには頭痛薬を飲みますか?
眠りが浅かったり寝つきが悪いときには睡眠薬や精神安定剤をもらいますか?
めまいがするときには抗めまい薬、吐き気があれば吐き気止め、身体がだるいときには元気になるといわれている薬などなど!
 体調不良で来院している患者さんの中には10種類以上もの薬を飲んでいる人もいます。
そんなことをしていてあなたの肝臓や腎臓は悲鳴をあげてはいませんか?
もうちょっと動きましょう
運動というと、ジョギングとかスポーツジムを思い浮かべる人も多いことでしょう。しかし、私が言いたいのは普段の生活で少しでも動きましょうということです。仕事の大半がデスクワークになってしまい、通勤は車という生活では最低必要な運動すらできていません。デスクワークで頭ばかり使っていると、頭がオーバーヒートしているのに身体はどんどん冷えてしまい、頭寒足熱ではなく、頭熱足寒になってしまいます。筋肉を動かさないので、血液循環が悪くなり、必要な栄養が細胞に届かず、老廃物も溜まったままになってしまうのです。また、身体が疲れないと良い眠りも訪れません。

 朝起きるのが少しくらい辛くても決まった時刻に起きましょう
朝起きて太陽の光を浴びるとセロトニンが分泌されます。これは幸せホルモンともいわれますが、それが16時間後にはメラトニンという睡眠ホルモンに変化します。これはとても大切なことで、セロトニンが分泌されないとメラトニンも分泌されないということです。ようするに朝起きて太陽の光を浴びないと良い睡眠が得られないということなのです。
朝決まった時刻に起きて、仕事の合間に軽い運動をするだけであなたの辛い症状が軽くなるかもしれません。
それでも症状が続くようなら鍼を試してみませんか?
自律神経のバランスを整えましょう
 乱れた生活習慣はあなたの自律神経のバランスをめちゃくちゃにしているかもしれません。仕事中にあくびが出て眠くなったり、夜になって布団に入ってもいつまでも眠れなかったり、頭痛やめまいが続いたりなど自律神経のバランスが乱れているサインです。その症状一つ筒に薬を使っていてはあなたの肝臓や腎臓は付かれきってしまいます。
今までコラムに書き続けてきましたが、鍼は自律神経を調節してバランスを整えることが得意なのです。自律神経がもともと乱れやすい人もいて、定期的に鍼治療が必要な場合もありますが、月に1度くらいなら経済的にも時間的にも負担には感じないでしょう。
 血液循環を改善しましょう
それほど食べていないはずなのに体重が減らなかったり、いつも手足が冷えて寝付けなかったり、目が疲れて頭が重かったりというのは血液循環が良くないサインです。首や肩の鍼やマッサージ、全身のマッサージで血液循環を改善してすっきりしましょう。
 全身の鍼やマッサージは疲労感を取り去り、自律神経やホルモンのバランスを整えて質の良い睡眠に導くことでしょう。

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