スマホ老眼 すまほろうがん | ここが知りたい健康情報 「スマホ老眼」 すまほろうがん |
| スマホ老眼 すまほろうがん |
| 最近、20代、30代の若い人たちのあいだで、「手元が見にくい」「夕方になると物が見づらい」などといった老眼のような症状に悩む人が増えています。これは、スマートフォンなどの携帯情報端末の長時間の使用による「スマホ老眼」と呼ばれる症状なのです。 このスマホ老眼は、加齢による老眼と同様、眼のピント調節がスムーズにできないことにより起こります。ただし、加齢による老眼と異なり、若い世代にみられるスマホ老眼の場合、症状は一時的なことが多く、疲れの度合いによって視力が安定しないことも特徴のひとつです。 最近は小学生でもスマホを持っている子供も増えました。コロナ禍にあって、職場も学校もネットを使っての作業が増えました。当然近い距離で目を酷使することになります。 ■スマホ老眼の原因 遠くを見る時・近くを見る時私たちが物を見るときには、その対象物の距離に応じて、自動でピントを合わせています。ピント調節に関係するのは、眼の中でカメラのレンズのようなはたらきをする「水晶体」と、その周りの筋肉である「毛様体筋」です。毛様体筋を緊張させたり緩めたりすることにより、水晶体の厚みを変化させて、ピントを調節しているのです。 一般的な老眼は、加齢によって水晶体が硬くなったり、毛様体筋が衰えたりすることでピント調節機能が低下した状態ですが、スマホ老眼は、至近距離でスマートフォンなどを見続けることにより、毛様体筋が凝り固まって、ピント調節がうまくできなくなってしまった状態なのです。 私たちの眼は、本来遠くが見やすく、近くを見ると疲れやすい構造になっています。特にスマートフォンなどの操作では、パソコンなどの操作時よりもさらに近い距離で、小さな画面をつい長時間凝視してしまいがちです。そのため眼に大きな負担がかかり、筋肉疲労を起こしやすいといえるでしょう。 ■スマホ老眼の症状
■スマホ老眼の予防 改善策としては、まず眼を酷使しないことが基本です。特に以下のようなことに気をつけることが大切です。
スマホ老眼で来院する患者さんはみなさん自律神経のバランスも崩しています。スマホ老眼の人は若年層が多いので、よほどのことがなければ鍼灸院へは来ません。肩こりや頭痛、睡眠障害を訴える人も多くいます。 まず、いつものように脈診を行い、ゆっくり確実にバランスを整えていきます。その後、首や肩の凝りを丁寧に取り去り、目の周りなどを優しくマッサージして終了します。 最近、もみほぐしなどの看板を出して力任せに凝りを取り去る施術を行っている無免許業者が増えました。そういう施術を受けた人などは、筋肉が凝り固まってしまい、正常な状態に戻すことが難しくなっていることがあります。力任せにもみほぐすことは決してやってはならないことです。マッサージは優しく丁寧に行ってもらってください。 |
