ここが知りたい健康情報   「脊柱管狭窄症」
脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)
 腰痛や坐骨神経痛がある場合、比較的若い人では椎間板ヘルニアが考えられますが、高齢者では変形性脊椎症や椎間関節症、脊柱管狭窄症の可能性が大きいと考えられます。アナウンサーのみのもんたさんが手術したのがこの「脊柱管狭窄症」です。
 脊柱を構成している椎骨は、円柱状の「椎体」と、後方に張り出した「椎弓」で構成されており、椎骨が積み重なることでできる、管状の空間を「脊柱管」といいます。この脊柱管の中には脊髄や神経などが通っているため、脊柱管が狭くなるとさまざまな症状が現れます。

■原因
老化に伴う椎間関節・椎間板・靭帯の非可逆的変性
老化により椎体が前方にずれる「脊椎すべり症」

■症状
 脊柱管狭窄小児は「中心管狭窄症」・「外側陥凹狭窄症」・「椎間孔狭窄症」の3つのタイプがあり、それぞれ症状が異なります。
中心管狭窄症 中心管狭窄症では、両側性の間欠性跛行(歩行中にしびれや痛みが起こるためにときどき休まなければ歩けない)で、腰を反らせると脊柱管が狭くなるため痛みが強くなり、前かがみになると楽になるのが特徴です。また、重症になると膀胱機能障害や排便機能障害が起こり、おむつが必要になることもあります。
外側陥凹狭窄症
・椎間孔狭窄症
坐骨神経痛や、一側性の間欠性跛行が現れます。
いずれの場合にも、腰痛、脚の痛みや痺れ、感覚障害などが起こります。

■治療
保存療法 薬物療法…シップ薬や消炎鎮痛剤、血液循環改善を目的にビタミンB12製剤が用いられます。
神経ブロック療法…知覚神経線維・運動神経線維・交感神経線維の異常な緊張や興奮を取り除き、その神経が支配している領域の痛みを断ち切る治療法で、局所麻酔剤や抗炎症剤などが使われます。
装具療法…前かがみの姿勢を保つコルセットが用いられます。
手術療法 保存療法で十分な効果が得られずに症状が悪化してしまい、著しい歩行障害や排泄障害がある場合には手術が検討されます。
除圧術…脊柱管が狭くなることによる神経の圧迫を取り除くために脊柱管を形づくっている脊椎の一部を切除することで圧迫を取り除く手術で、椎弓切除術と開窓術の2つの方法があります。
脊椎固定術…椎骨のすべりが原因となっている場合には、ずれている部分を固定する手術で脊柱管が狭くなるのを改善できます。

■鍼治療
 来院してくださった患者さんには少しでも楽になって帰ってもらいたい。私が鍼を持つとき、いつもその思いでいっぱいです。まず、痛みにより崩してしまった自律神経のバランスを調整する目的で脈診による鍼を行います。その後腰部や脚の痛みを取り去るためにトリガーポイント(筋緊張点)への鍼で筋肉の緊張を和らげる治療を行い、状態に応じて低周波通電を行います。その後腰部から脚にかけて丁寧なマッサージを行って終了します。
 鍼治療が他の治療に優れていることは、1度で治すことはできなくても、帰りには「ああ、楽になった」と言ってもらえることです。私が鍼灸師になってよかったと思うのはこんなときです。
 脊柱管狭窄症は高齢者に多い病気です。年齢が進むと多かれ少なかれ脊柱管が狭くなることは避けられません。。しかし、周りの筋肉を鍛えることで症状を和らげることは可能です。痛みや痺れがひどくなると運動することができなくなってしまいますます悪化してしまいます。脊柱管狭窄症の症状が現れる前に普段から運動をして筋肉を鍛えましょう。

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