ここが知りたい健康情報   「肋間神経痛」
肋間神経痛
 突然、背中から胸・わき腹にかけて鋭い痛みが走り、病院でレントゲンや心電図などの検査を受けても、特に異常が認められず、鎮痛剤やシップ薬を処方され、痛みと不安で夜も眠れなくなるのが肋間神経痛です。もちろん胸部の痛みには狭心症・胸膜炎・胃潰瘍・胆嚢炎・肺炎など幾つかの病気が疑われますし、肋骨にひびが入ったり骨折、帯状疱疹、脊髄腫瘍でも痛みは起こります。しかし、病院で問題が見つからなかったら肋間神経痛を疑ってみましょう。

■肋間神経痛の原因
 原因不明の原発性肋間神経痛と、原因の明らかな続発性肋間神経痛に分けられますが、前者では、つよいストレスが原因で誘発されることもまれではありません。後者でもっとも多いのは、神経が骨や筋肉の間にはさまれて生じる神経痛で、背骨の側湾・椎間板ヘルニア・脊椎の変形でも起こります。次に考えられるのはウイルスが原因で起こる帯状疱疹、肋骨の骨折や亀裂です。


■症状
 肋間神経は背中の12個の胸椎から出て、胸腹部に分布している末梢神経で、肋骨にそって、多くは片側に刺すような鋭い痛みが起こります。咳やくしゃみで痛みは増強され、深呼吸だけではなく、普通に息を吸うことすら困難になり、身体をひねったり、痛みのない側に身体を曲げて肋間神経を伸ばすような姿勢をとると、激しい痛みが生じます。持続時間は数秒から長くても数分で、それが何度も繰り返され、特に夜間に痛みが増すことが多いようです。

■治療
 原因となる病気が明らかな場合は、その治療を行いますが、しばしば根本の病が治癒しても肋間神経痛の症状が残ることがあります。鎮痛剤や温熱療法で様子を見ることが多く、それで治らない場合は神経ブロック注射が行われます。

■鍼治療
 肋間神経痛は何度も繰り返すことが多いので、身体全体のバランスを整えることで、痛みの反復の癖を治す必要があります。それには、12経絡の虚実と、自律神経の状態を把握するために脈診を行うことが必要です。脈診は手首の動脈に両手の3本の指(人差し指・中指・薬指)を当てて行います。私たちの身体には「経絡(線路)」という「気(エネルギー)」の通り道があり、その経絡を結んでいるのが「ツボ(駅)」です。「気」は「血」を動かす原動力でもあり、気が滞れば血も滞るので、ツボを刺激することによって気血の流れをスムーズにし、12経絡の調整を行います。現代医学的に言うと、自律神経・ホルモン・免疫の調整、血液循環改善、自然治癒力を取り戻す目的で刺鍼し、肋間神経痛の根本原因に働きかけるのです。
 次に 痛みの生じている神経の基点になっている脊椎の外側の圧痛点を中心にして、神経に直接働きかける刺鍼を行い、肩から背中にかけてのこりに対する鍼とマッサージを行って背中の硬結を取り去り終了します。


■予防
 刺激性の食べ物を避け、クーラーなどの冷気が直接身体に触れないようにします。痛みが軽いときには、痛む箇所を軽く圧迫するだけでも治ってしまうことがあるので、静かに呼吸しながら自分で押さえてみましょう。


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