ここが知りたい健康情報   「熱中症2
熱中症2

 今年も昨年に負けず劣らず暑い夏になりそうです。毎年「今年は猛暑になる予想です」と報道されるのですから、一昨年よりは昨年、昨年よりは今年と、どんどん暑くなっているのでしょう。夏休みが来ても、子どもたちに外で遊びなさいとは言えなくなってしまいました。節電が叫ばれていたころには設定温度を28度にするようにと盛んに報道されていましたが、最近では「クーラーなどを適切に使って熱中症を予防しましょう」と報道されるようになりました。
 日本の夏は高温多湿のために熱中症が起きやすい環境です。外気温が体温より高くなると汗をかいて体温を調節しようとします。しかし湿度が高い場合には汗は蒸発できずにただ流れ落ちるだけになり体温を下げることができなくなるのです。昔は外での運動や労働により起きていた熱中症ですが、最近ではあまりの高温のために家で休んでいても起きるようになりました。体温調節機能の未発達な小児や幼児、体温調節機能が衰えてくる高齢者は要注意です。

■症状
 体温調節機能がうまく働かなくなると、発汗による蒸発や皮膚からの熱放出がうまくいかなくなり、体温のコントロール力が失われてしまい、体温が上昇してしまいます。それと共に体内の水分や塩分のバランスも失われてしまい、身体は本来の機能を維持できなくなってしまうのです。そのために、めまい・けいれん・吐き気・意識障害・頭痛などさまざまな症状が起きてきます。

〃攵錨 多量の汗をかいたときに水やお茶だけを補給すると、塩分などの電解質が失われることで、四肢や腹筋などに痛みをともなった痙攣が起こります。また、血管の広がりにより全身の血液量が足りなくなることで、数秒間の失神、脈拍や呼吸数の増加、顔色が悪くなる、唇のしびれ、めまいなどが起こります。
中等度 めまい感、疲労感、虚脱感、頭重感(頭痛)、失神、吐き気、嘔吐などのいくつかの症状が重なり合って起こります。
重傷度 意識障害、おかしな言動や行動、過呼吸、ショック症状などが先の中等度の症状に重なり合って起こります。このような状態になると、重篤で、体内の血液が凝固し、脳、肺、肝臓、腎臓などの全身の臓器の障害を生じる多臓器不全となり、死亡に至る危険性が高くなります。
せ劼匹發稜中症サイン どもは汗腺が小さいために汗が出にくいと考えられます。ですから熱中症には大人より気をつける必要があります。まず、真っ赤な顔をしていたら要注意です。顔の血管を広げて熱を放散しようとしているのです。そして大量の汗をかいていたらかなり危険な状態です。大人より小さい汗腺から大量の汗を出しているということはかなり体温が上昇していると考えられるからです。すぐにクーラーなどで冷やして体温を下げなければいけません。

■熱中症の予防

‖猟瓦鮴阿┐ 睡眠不足や風邪ぎみなど、体調の悪いときは暑い日中の外出や運動は控えましょう。
服装に注意 通気性の良い洋服を着て、外出時にはきちんと帽子をかぶりましょう。
こまめに水分補給  「のどが渇いた」と感じたときには、すでにかなりの水分が不足しています。定期的に少しずつ水分を補給しましょう。特に夏場は汗と一緒に塩分やミネラル分などが失われますので、経口補水液のほうがよいでしょう。
で齢も考えて 体温調節機能の未発達な小児や幼児、体温調節機能が衰えてくる高齢者は早めの対処が必要です。子どもの場合は外遊びをすることで熱中症に負けない身体作りも大切です。

もしかして熱中症かもと思ったら

涼しい日陰やクーラーの効いた室内などに移動する
衣類をゆるめて休む
体を冷やす。氷や冷たい水でぬらしたタオルを手足に当てる。氷や冷たい水がない場合は、タオルやうちわ、衣服などを使ってあおぎ、風を送って冷やす。
水分を補給する。経口補水液などを少しずつ何回にも分けて補給できればベストです。
筋肉が痙攣していたらその部分をマッサージしてみましょう。
皮膚が青白く体温が正常であれば、心臓より足を高くしてあおむけに寝かせましょう。水分が摂れるようなら少しずつ薄い食塩水か経口補水液を何回にも分けて飲ませてあげましょう。
皮膚が赤く熱っぽいときには、上半身を高くして座っているのに近い状態で寝かせ、とにかく体を冷却します。首、脇の下、足のつけ根など血管が皮膚表面に近いところを氷などで集中的に冷やすようにしてください。氷がない場合は、水を体にふきかけ、風を送って冷やします。
反応が鈍かったり、言動がおかしい、意識がはっきりしない、意識がないなど重症だと思ったらすぐに救急車を呼びましょう。

熱中症を経験した人はそうでない人に比べて熱中症になりやすいと言われています。普段から体調を整えて熱中症にならないように注意しましょう。
実は、私自身熱中症というか、脱水症で救急搬送された経験があります。
あれは3年前の10月でした。10月なので熱中症とはいえないのかもしれませんが、その日は朝から何も食べたくなく、かつ、飲み物も欲しくはありませんでした。出かける用事があったのでそのまま電車で出かけてしまったのです。出先でとにかくいつもより暑いなあと思いました。とにかく暑いと感じたことを覚えています。
そのうちに吐き気とめまいが起こり、私は意識がなくなってしまったのです。救急車を呼ぶといわれたことや、救急隊に運ばれているところなどところどころ記憶はあるのですが、脳のCTスキャンを受けたり、血液検査をされたことなど全く記憶にありません。
今こうしてパソコンに向かっていられるのは、救急車を呼んでくれた人がいたからです。もし自分一人で倒れていたなら、私は命を落としていたかもしれません。

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