ここが知りたい健康情報   「モルトン病
モルトン病
 モルトン病は、足ゆびの間(主に第3趾と第4趾の間)に有痛性神経腫ができ、体重をかけると焼けるような痛みがはしり、ときに歩くこともままならなくなる病気です。神経腫といっても、本当の腫瘍ではなくゆびに行く足の裏の神経(外足底神経)が、靭帯に圧されて変形し腫大する偽神経腫です。足先への過度の荷重が発症の原因とされていて、ハイヒールや幅の狭い靴、底が薄くて硬い靴を履くことの多い人、硬い床の上でのダンスや運動は要注意です。

■治療
 西洋医学的には鎮痛消炎剤や湿布、温熱療法などが行われます。装具療法として、足のアーチをととのえるためのアーチサポートなどを使いますが、この時、患者さんの足の裏の形にあった装具が大切になります。それでも効果が無い場合や、神経腫のかたまりが触れる様な時は、かたまりの部分にステロイドの注射を行います。ただし、いったん神経腫ができてしまうと、こうした保存療法ではなかなか難しく、日常生活に支障をきたすようなら手術で神経腫を切除することもあります。しかし、神経腫を切除しても痛みが楽にならないこともあるので、神経腫状態にしないことが肝心です。

■鍼治療
 私がモルトン病を知ったのは数年前のことでした。足のトラブルといえば外反母趾や扁平足のことばかりで、モルトン病の患者さんから電話をもらって慌てて知識を詰め込んだというわけです。実際モルトン病の患者さんを診察すると、痛みのある側の腰に強い圧痛と硬結が診られるので、鍼とマッサージで圧痛と硬結を取り去る必要があります。そのうえで消炎鎮痛を目的に直接痛みのある患部に刺鍼します。
 病院で保存療法を受けても治らずに手術をしようかどうしようかと悩んでいた患者さんの足の痛みが楽になったときには、自分のことのようにうれしくなりました。今ではお友達を紹介してくださる大切な患者さんです。
 モルトン病は足底筋が弱いために第3・4(稀に4・5)中足骨間を走る神経が圧迫されて起こる疼痛だと考えられるので、足底筋を鍛える必要があります。また、足に負担をかけないためにも適切な体重を維持するとともに、自分の足に合った靴を選ぶことも大切です。

■足指と足底筋を鍛える運動
つま先立ち 床にまっすぐ立ち、壁やイスの背などに手をつき、両足のかかとを上げ下げします。
指のグー・チョキ・パー 指全体を広げてグー、親指だけ立ててチョキ、全部広げてパーをします。お風呂の中などでするのもいいですね。
指でタオル寄せ タオルを床に敷き、そのタオルのはしに足を乗せ、足指でタオルを巻き取っていきます。

■足指と足底筋を鍛える運動
つま先に最低1cmの余裕を つま先に1〜1.5cmくらいの余裕のある靴を選びましょう。靴の前に余裕がないと、足を蹴り出す時、ゆび先が前に伸び、靴に当って圧迫されます。
紐かマジックベルトの靴を スリッポンの靴に余裕があると、靴の中で足が泳いでしまいます。そのためどうしても小さめな靴を選んでしまうことになり、足を圧迫してしまいがちです。,里茲Δ僕祥気里△觀い鯀び、紐をしっかりしめましょう。
硬い靴底を選ぶ 歩くということは振り子運動の繰り返しです。少し重めの方が楽に歩けて疲れにくいのです。

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