ここが知りたい健康情報   「メタボリックシンドローム」
メタボリックシンドローム
 1960万人がメタボリックシンドロームかその予備軍。
2006年5月8日、厚生労働省は 40−74歳の男性の2人に1人、女性の5人に1人がメタボリックシンドロームかその予備軍であると発表しました。 腹囲(おへそのまわり)が、男性85cm以上、女性90cm以上で、高脂血症、高血圧、高血糖の3つのうち、2つ該当する場合を有病者、1つだけ該当する場合を予備軍と定義しました。
 生活習慣病が肥満と関係していることは誰もが認識しています。体のどの部分に脂肪がつくかによって、肥満は2つのタイプに分けられます。下腹部、腰のまわり、太もも、おしりのまわりの皮下に脂肪が蓄積するタイプを「皮下脂肪型肥満(洋ナシ型肥満)」、内臓のまわりに脂肪が蓄積するタイプを「内臓脂肪型肥満(リンゴ型肥満)」とよんでいます。そしてここで問題にしたいのがこの「内臓脂肪型(消化管の間の脂肪組織)肥満」で、これが原因で脳卒中や糖尿病などさまざまな病気を発症しやすくなった状態を「メタボリックシンドローム」といいます。
 内臓脂肪の増加は、CTスキャンで検査することができますが、1つの目安としてお腹まわりのサイズ(へそまわり)が、男性85cm以上、女性90cm以上を基準値としています。
 内臓脂肪の増加は、糖尿病、血栓症、動脈硬化、高血圧症の促進につながります。内臓脂肪は、悪玉物質である TNF-α によりインスリンを低下させ糖尿病を発症しやすくしたり、 PAI-1 によって血栓を作りやすくして脳梗塞などが起こりやすくなります。また、傷ついた血管を修復する作用を持つたんぱく質(アディポネクチン)は、内臓脂肪が増加すると減少してしまいます。内臓脂肪が多い肥満女性では約67%に月経異常が認められ、皮下脂肪が多い肥満者ではこれが17%なのです。

■内臓脂肪を減らしましょう
 なかなか減らない皮下脂肪を定期預金にたとえると、代謝が活発な内臓脂肪は普通預金です。つまり溜まりやすく引き出しやすいのです。では、どうすればいいのでしょう?
\気靴た事習慣。
 塩分や脂肪分の少ない食事を心がけ、間食はできるだけ少なくしましょう。また、食事の中心を朝やお昼におき、夜はできるだけ少なめにして、寝る前に食べるのは止めましょう。
⇒酸素運動。
 もっとも手軽な有酸素運動はウォーキングですね。友達を誘って楽しく歩くことができれば長続きするでしょう。近ごろ大人のバレー教室が盛んだそうですが、バレーやソシアルダンスなどもサークルに入ることで楽しくできる有酸素運動です。
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 腹式呼吸を身につけましょう。お腹に両手を当て状態を前に倒しながら口からゆっくり息を吐き、お腹を凹ませます。息を吐ききったら上体を起こしながら、鼻からゆっくり息を吸い込みます。このときも意識してお腹を膨らませましょう。今まで階段を上るときに息切れしていた人は、腹式呼吸を身につけることで楽になるはずです。手軽な腹式呼吸としては、カラオケで思いっきり歌うのもいいですね。
 日本では2001年より、定期健康診断で血圧、肥満、血糖、血中脂質の4項目すべてに異常が見られる(死の四重奏)の人に対し、二次健診や特定保健指導を受けた際の費用が労災保険で認められるようになりました。生活習慣病予備軍は3000万人から、4000万人ともいわれているのが現実です。見た目には気づかない内臓脂肪、痩せているからと安心はできないようです。

■肥満と寿命
 カロリーと寿命の関係について最初にデータがとられたのは第2次世界大戦中のヨーロッパです。空襲によるストレスで心臓病などでの死亡率が多くなると予測しましたが、逆に死亡率が減少したのです。原因は食料の配給による摂取カロリーの低下ではないかとの仮説がうまれたのです。ビタミンなどの栄養分を与えながら摂取カロリーを30%減らしたアカゲザルでは、皮膚のしわや白髪も減少して若々しくなったというのです。このことから、摂取カロリーを減らすことで細胞内のミトコンドリアで作られるエネルギーや活性酸素が減り、老化のスピードが落ちるのではないかとの予測ができるでしょう。

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