ここが知りたい健康情報   「慢性疼痛」 まんせいとうつう
慢性疼痛 まんせいとうつう
 高齢になるといつもどこかが痛いと訴える人が増えます。膝が痛くて階段を下りるのが辛い。腰痛でお風呂の掃除などが辛いなど4千万人もの人が何らかの痛みを抱えています。膝の痛みの緩和のためのグルコサミン。痛みを取り去るための消炎鎮痛剤。数年間も飲み続けている人も多くいます。きっかけはぎっくり腰だったり、五十肩だったかもしれません。それがいつまでも続き、整形外科に行っても老化現象だと片づけられてしまいます。もちろん患者さんとしては納得できません。何か原因があるはずだとあちこちの病院を巡り歩くことになります。
慢性疼痛になる人には性格が大きく影響していることが考えられます。
痛みには必ず原因があるはずだ。何としてもその原因を突き止めたい。
痛みは良くないものだからどうしても治したい
痛みがあるから運動を控え安静にしている
痛みのせいで何もできず無力だと感じている
こんな辛い思いをしているのは自分だけだと思っている
そして必死になって良い病院を探します。
ようするに全てが痛みにとらわれてしまい、それしか考えられなくなっているのです。でもそれも当然ですね。痛いのですから。しかし、別の心配事が出てくると腰痛やひざ痛などが気にならなくなることも事実です。
では、どのようにしたら慢性疼痛にとらわれない生活ができるのでしょうか?

運動は天然の鎮痛剤

痛みがあるとどうしても安静にして治そうと思います。しかし、じっとしていると筋肉や関節が固くなってますます痛みが出るのです。運動することで筋肉や関節が柔らかくなり、血液循環も良くなります。そしてこれがとても大切なのですが、脳からエンドルフィンなどの会館物質・痛みを和らげるホルモンが分泌されるのです。
コロナ禍で毎日行われていた地元のラジオ体操が中止になり、通っていたヨガ教室も休会かもしれません。コロナのニュースばかりで気がめいってしまい、腰痛やひざ痛が悪化してませんか?一人で散歩をしたり、ラジオ体操をするのはかなり強い意志が必要です。けれど、整形外科への毎日の通院もコロナ禍で休んでいる人も多いでしょう。
毎日の散歩はあなたに新しい出会いをプレゼントするかもしれません。筋肉を意識した運動で筋肉痛が起きるかもしれませんが、それがあなたの痛みを和らげ、筋肉が着くと思って1日5分でも頑張ってみましょう。

慢性疼痛の鍼治療
慢性疼痛には鍼灸がとても効果があります。私のホームページの中の鍼灸の効果を参照してみてください。次のようなことが書いてあります。
1.痛みやこりの除去(肩こり、腰痛、関節の痛みなど)
2.血液循環の改善(ダイエット、疲労回復)
3.自律神経の調節(頭痛、不眠、不安感)
4.内臓機能の調節(胃腸虚弱など)
5.免疫力調節(アトピー性皮膚炎、喘息、アレルギー性鼻炎)
6.脳内ホルモンの分泌(β-エンドルフィンやエンケファリンの分泌を促し爽快にします)
そうです。慢性疼痛を治したければ整形外科ではなく鍼治療院を受診すべきなのです。脈診をして適切なツボの鍼治療を受け、ゆっくりマッサージをしてもらうことで心も身体もリラックスできます。

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