ここが知りたい健康情報   「虚弱体質」
虚弱体質
 食べ過ぎるとすぐにお腹を壊す。季節の変わり目には決まって風邪を引き、しかもなかなか治らず、咳が続いたり理由もなく微熱が続く。布団に入っても眠れず、そのせいか朝すっきり起きられない。慢性的な頭痛や肩こり、冷え性や生理不順などなど!あちこちの病院を巡り歩いてもはっきりした診断がつかず、日常生活が身体の不調と戦うことに費やされてしまう人がいます。いわゆる(虚弱体質)と言われるもので、近頃では滋養強壮効果を目的にした商品も数多く販売されています。

■原因
.好肇譽浩のもの 虚弱体質の人はストレスに弱く、過剰に反応する傾向があります。先天的に虚弱な場合もありますが、過保護や極端な放任主義などでも刺激に敏感になると考えられています。
不規則な生活習慣 朝起きられないからと布団の中でぐずぐずしていたり、日中でも寝たり起きたりだらだら過ごしてしまうことで自律神経のバランスが崩れてしまいます。栄養のバランスを無視したいい加減な食事を摂ることが続くと免疫力が低下してしまい、ウイルスや細菌と戦う力が弱くなってしまいいわゆる(虚弱体質)になってしまうのです。
1親杏埖 自分は虚弱体質だからと思い込んでしまい、極端に身体を動かさなくなることで血液循環が悪くなりますます気分が落ち込んでしまいます。

■治療
 身体の調子が悪いとき、たいていの人は病院の検査で病気の原因が分かると考えがちです。血圧測定、尿や血液検査、心電図やレントゲン、CTやMRIやPET検査などありとあらゆる検査をしても原因が見つからない場合、西洋医学では打つ手がありません。高額な健康食品を試しても効果がなかったりすると、自分は生まれつき虚弱体質なのだからと諦めてしまい、極端に身体を労わろうとする傾向が強くなります。自律神経失調症やうつ病などと診断されて何種類もの薬を服用している人も多くみられます。

■鍼治療
 虚弱体質の人は痩せ型で声にも覇気がなく、東洋医学で言うところの(虚証)タイプです。食が細く、たとえ食べても消化吸収が悪くエネルギーを産生する力が弱いと考えられます(胃・秘虚)。また、先天的に虚弱体質の人は腎虚と考えられますが、当院の患者さんの脈診では、圧倒的に腎虚タイプの人が多いようです。しかし、幼いころには虚弱だったのに成長してからは病気知らずという人もいます。たとえ先天的に虚弱だったにしてもそれを克服することは可能ですし、不規則な生活習慣によって体質が虚弱になってしまうこともあるのです。
 東洋医学では数千年も前から(未病)という考え方がありました。なんとなく身体の調子が悪いのに検査をしても異常が見つからない状態のことです。ようするに12経絡のバランスが崩れてしまった状態のことです。鍼灸治療はこの12経絡のバランスをとることを治療の主眼においています。脈を診て、12経絡の虚実を判断し、全体の調整を図ります。五臓六腑の状態は全て脈に現れます。脈の微妙な変化を観察しながら注意深く刺鍼することが重要になるのです。つまり、12経絡の調整を行うことで、現代医学的には血液循環を改善し、自律神経(交換神経と副交感神経)やホルモンの調整・免疫力(自然治癒力)を高める治療をしているわけです。12経絡のバランスが整ったとき、虚弱体質は克服され、爽快な気分になれることでしょう。
 そのほか、症状に応じて、首から肩・背中に対し鍼やマッサージを行います。首・肩・背中のコリを取り去ることで、睡眠が深くなり、眼精疲労や身体の疲れを楽にすることができるのは鍼やマッサージの優れた効果だと考えています。
 当治療院ではアイソトニックサウンドやリラシックサウンド、オルゴールや自然音などリラクシングミュージックをBGMに使うことで患者さんができるだけリラックスした状態で治療を受けられるように心がけています。

■予防
身体を温める 虚弱体質の人は熱を産成する力が弱く冷え性が多いようです。お風呂にゆっくり入るなどして身体を温めましょう。
身体を動かして体力をつける 疲労感を感じたとき、誰もが身体を休めようとします。しかし、たとえばデスクワークで頭を使っていた場合、散歩をすることでリラックスできることはたいていの人が経験しています。普段使わない筋肉を動かすことでも爽快感を得られるでしょう。
冷暖房は弱めに 寒さ暑さを経験することで、自分で体温をコントロールできるようにしましょう。自分で体温がコントロールできないということは、恒温動物から爬虫類などの変温動物に逆戻りしてしまうことになります。自律神経を鍛えて風邪に罹りにくい身体を作りましょう。
規則正しい生活をする 自律神経と免疫力とは深い関係にあります。規則正しい生活習慣を身につけ、自律神経のバランスを整えることで免疫機構が活発化し、NK細胞が活性化することは虚弱体質克服の大きな一歩です。
 現代はストレス社会です。しかし、ストレスにさらされているのは人間だけでしょうか?野生動物も食べ物を摂るために必死です。生きるということは自らの食べ物を自ら確保するということではないでしょうか?であれば、ストレス社会と嘆くのではなく、そのストレスと上手に付き合える強さを身につけることが必要でしょう。

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