ここが知りたい健康情報   「腱鞘炎」
腱鞘炎
 ピアニストやタイピストなど手を使う職業に多い腱鞘炎は治療のタイミングが大切です。当治療院には育児による腱鞘炎の患者さんが多く、整形外科で抗炎症薬と湿布による治療を受けてもほとんど変化がなかったり、それどころか悪化してしまってから来院する患者さんがほとんどで、発症してから半年からそれ以上経過していることが見られます。

■腱鞘炎とは
 腱とは、筋肉の動きを骨に伝える細く丈夫な組織で、腱鞘はトンネル状に腱の周りを囲み、腱を外部から守り、腱が浮き上がらないようにしたり、腱がスムーズに動くための役割をしています。その腱や腱鞘の炎症のために動きが悪くなったり、強い痛みが起こることを(腱鞘炎)と言い、炎症を起こしている腱と腱鞘との間のすべりが悪くなっていることが多く、狭窄性腱鞘炎とも呼ばれます。腱鞘炎は手首や足首に多く、発赤、熱感、腫れのために動かすと強い痛みを生じます。特に手首の親指側の腱鞘炎が多く、(ドケルバン腱鞘炎)と呼ばれ、診察時に、親指を中に入れて手を握り、手首を小指側に曲げさせると痛みが誘発されます。

■腱鞘炎の原因は
 ほとんどは手の使いすぎで起こりますが、捻挫や外傷あるいは、特に原因がなくても起こります。また、リウマチ、結核、痛風、梅毒などでも発症することもあります。

■腱鞘炎の治療
 原因になっている仕事や家事を避け、サポーターや弾性包帯もしくは副木などでできるだけ安静を保ちます。腫れ、熱感、発赤のあるときには冷湿布や氷で冷やします。

■腱鞘炎のはり治療

 発赤や痛みを取り去るために、皮膚鍼や刺絡鍼を行います。また、手首の腱鞘炎の場合には首や肩のこりを除去し、その後全体の気の調整を行います。
 赤ちゃんを抱えての治療はかなり大変です。手首が痛いからといって赤ちゃんを抱っこしないわけにはいきません。少しでも早く治してあげたいと思うのですが時間が経過したり、重症の場合にはどうしても治癒できないこともあります。鍼や湿布薬などの保存療法で治せればそれがベストですが、ある程度の期間治療して治らない場合には、手の切開手術を考えてあげることも治療者としては必要だと思っております。
 刺絡鍼法とは、三稜鍼という特殊鍼を使って瀉血(しゃけつ)させる治療法です。

ここが知りたい健康情報へ

ホームへ


Copyright (c) 2003 高原治療院 All rights reserved.
inserted by FC2 system