ここが知りたい健康情報   「胃炎」
胃炎
 誰もが1度は経験する胃の痛み、特に日本人は欧米に比べて胃腸障害に悩まされている人が多いといわれています。胃炎は、胃の内壁をおおっている粘膜に炎症のおきる病気で、原因や経過、炎症の状態などから、急性胃炎と慢性胃炎に分けられます。

■急性胃炎
 暴飲暴食、特にお酒の飲みすぎ、かぜ薬や抗生物質など、胃の粘膜を刺激する薬の副作用、細菌による食中毒やアレルギーなど外因性のものと、精神的ストレスに伴っておきる内因性のものとがあります。
 症状は、みぞおち周辺の重苦しい痛み、吐き気やげっぷ、ときに下痢や嘔吐を伴ったり、吐血、高熱を出すこともあります。


■慢性胃炎
 慢性胃炎は、胃粘膜や胃液分泌腺が萎縮してしまい、常に炎症や糜爛が見られるもので、急性胃炎を何度も繰り返すうちに、慢性化してしまうことがおおく、日本人、特に40歳以上では高頻度で発生します。

■原因
.團蹈蟠櫃隆鏡 慢性胃炎では高い確率でピロリ菌が検出されています。しかし、40歳以上では約75%の人がピロリ菌に感染しているといわれていて、多量の抗生物質による除菌は、副作用などを考えると考慮すべき点もあるようです。
▲好肇譽 いらいらや過労、睡眠不足や過度の緊張などのストレス。性格的に神経質で生真面目な人はストレスを抱え込んでしまい、慢性胃炎に悩まされることになります。
刺激物の取りすぎ 過度の喫煙や飲酒、コーヒーや強い香辛料、熱すぎたり冷たすぎる食べ物なども原因になります。
痛み止めやステロイドなどの強い薬、慢性病での薬の長期服用も胃を荒らしてしまいます。
ニ衆暴食 暴飲暴食、早食いの癖、脂っこい食べ物の摂りすぎ、寝る前の食事などは胃に負担をかけてしまいます。

■症状
 食欲不振や鈍い胃の痛み、吐き気(歯磨き時に多い)、胃もたれ感や胸やけ、げっぷなどで、全身倦怠感や肩こり、背中の痛み(特に左)を訴えることもあります。また、全く症状が見られないこともあり、口臭で気づくこともあります。
■治療
 急性の場合には医師の診察を必要とすることもありますが、水分を十分に摂り、胃を休め、安静にすることで数日で回復します。その後、おかゆやヨーグルトなどの消化の良い食品を摂り、徐々に普通食に戻します。
 慢性胃炎では、暴飲暴食をつつしみ、刺激物を避ける(アルコールやタバコなどの生活習慣を見直すことも必要)、脂っこい食べ物を控え、早食いの習慣を改め楽しみながらゆっくり食べるようにしましょう。また、ストレスが大きな要因になっていますので、上手にストレスを解消することも大切です。医学的治療としては、抗生物質によるピロリ菌除去、胃酸分泌抑制剤、胃粘膜保護薬、胃の運動機能改善薬などが使われます。

■鍼治療
 急性胃炎の場合も鍼は有効です。上腹部や背中、脚の胃経のツボで吐き気や胃の痛みがすうっと楽になり、にこにこしてお帰りになります。腹部の痛みに対しては、痛みのある箇所への刺鍼ですうっと楽になります。慢性胃炎では、左の肩から背中にかけての痛みやこりとして現れることが多く(関連痛)、左の肩から背中の反応点に対する鍼がとても有効です。また、脚の胃経のツボ、特に脚三里への刺鍼は効果が大きく、胃の蠕動運動や胃液の分泌を促すことが証明されています。
 慢性胃炎の場合、全身状態が悪化していることも多く、全身常態、特に自律神経のバランス調整が重要です。手首の脈の微妙な状態を診ることで12経絡の変化を観察し調整することで、現代医学的には自律神経・ホルモン・免疫の調整、血液循環改善、自然治癒力を高める治療を行います。
 次に私が大切に考えていることが患者さんとのコミュニケーションです。患者さん自身が気づくことができずにいる心理的ストレスを見つけ出すことができれば、自律神経が調整され、慢性的な胃の痛みも楽になるでしょう。
 当治療院ではアイソトニックサウンドやリラシックサウンド、オルゴールや自然音などリラクシングミュージックをBGMに使うことで患者さんができるだけリラックスした状態で治療を受けられるように心がけています。
 慢性胃炎はなかなか治りにくい病です。一生薬を手放せない人も多いことでしょう。鍼治療で慢性胃炎を治すことでもっともっと食べることを楽しみましょう。

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