ここが知りたい健康情報   「熱中症」
熱中症
 今年も昨年に負けず劣らず暑い夏になりそうです。昔は真夏日で大騒ぎをしていましたが、ここ数年は真夏日は当たり前で、7,8月は毎日のように猛暑日になります。今年はすでに6月に猛暑日になりました。おまけに節電でエアコンの設定温度を抑えなければならず熱中症が心配されます。
 日本の夏は高温多湿のために熱中症が起きやすい環境です。外気温が体温より高くなると汗をかいて体温を調節しようとします。しかし湿度が高い場合には汗は蒸発できずにただ流れ落ちるだけになり体温を下げることができなくなるのです。昔は外での運動や労働により起きていた熱中症ですが、最近ではあまりの高温のために家で休んでいても起きるようになりました。体温調節機能の未発達な小児や幼児、体温調節機能が衰えてくる高齢者は要注意です。昨年(2010年)の7−9月に熱中症で医療機関に搬送された人数は5万3843人で、このうち搬送後に死亡が確認された人は167人だったことが2010年10月5日、総務省消防庁のまとめ(速報値)で発表されました。

■症状
 体温調節機能がうまく働かなくなると、発汗による蒸発や皮膚からの熱放出がうまくいかなくなり、体温のコントロール力が失われてしまい、体温が上昇してしまいます。それと共に体内の水分や塩分のバランスも失われてしまい、身体は本来の機能を維持できなくなってしまうのです。そのために、めまい・けいれん・吐き気・意識障害・頭痛などさまざまな症状が起きてきます。
軽症度 多量の汗をかいたときに水やお茶だけを補給すると、塩分などの電解質が失われることで、四肢や腹筋などに痛みをともなった痙攣が起こります。また、血管の広がりにより全身の血液量が足りなくなることで、数秒間の失神、脈拍や呼吸数の増加、顔色が悪くなる、唇のしびれ、めまいなどが起こります。
中等度 めまい感、疲労感、虚脱感、頭重感(頭痛)、失神、吐き気、嘔吐などのいくつかの症状が重なり合って起こります。
重傷度 意識障害、おかしな言動や行動、過呼吸、ショック症状などが先の中等度の症状に重なり合って起こります。このような状態になると、重篤で、体内の血液が凝固し、脳、肺、肝臓、腎臓などの全身の臓器の障害を生じる多臓器不全となり、死亡に至る危険性が高くなります。
子どもの熱中症サイン 子どもは汗腺が小さいために汗が出にくいと考えられます。ですから熱中症には大人より気をつける必要があります。まず、真っ赤な顔をしていたら要注意です。顔の血管を広げて熱を放散しようとしているのです。そして大量の汗をかいていたらかなり危険な状態です。大人より小さい汗腺から大量の汗を出しているということはかなり体温が上昇していると考えられるからです。すぐにクーラーなどで冷やして体温を下げなければいけません。

■熱中症の予防

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 睡眠不足や風邪ぎみなど、体調の悪いときは暑い日中の外出や運動は控えましょう。
服装に注意
 通気性の良い洋服を着て、外出時にはきちんと帽子をかぶりましょう。
こまめに水分補給
 「のどが渇いた」と感じたときには、すでにかなりの水分が不足しています。定期的に少しずつ水分を補給しましょう。特に夏場は汗と一緒に塩分やミネラル分などが失われますので、スポーツドリンクのほうがよいでしょう。
で齢も考えて
 体温調節機能の未発達な小児や幼児、体温調節機能が衰えてくる高齢者は早めの対処が必要です。子どもの場合は外遊びをすることで熱中症に負けない身体作りも大切です。

もしかして熱中症かもと思ったら
[辰靴て陰やクーラーの効いた室内などに移動する
衣類をゆるめて休む
B里鯲笋笋后I垢篶笋燭た紊任未蕕靴織織ルを手足に当てる。氷や冷たい水がない場合は、タオルやうちわ、衣服などを使ってあおぎ、風を送って冷やす。
た緤を補給する。スポーツドリンクなどを少しずつ何回にも分けて補給できればベストです。
ザ敍が痙攣していたらその部分をマッサージしてみましょう。
θ乕罎青白く体温が正常であれば、心臓より足を高くしてあおむけに寝かせましょう。水分が摂れるようなら少しずつ薄い食塩水かスポーツドリンクを何回にも分けて飲ませてあげましょう。
皮膚が赤く熱っぽいときには、上半身を高くして座っているのに近い状態で寝かせ、とにかく体を冷却します。首、脇の下、足のつけ根など血管が皮膚表面に近いところを氷などで集中的に冷やすようにしてください。氷がない場合は、水を体にふきかけ、風を送って冷やします。
反応が鈍かったり、言動がおかしい、意識がはっきりしない、意識がないなど重症だと思ったらすぐに救急車を呼びましょう。
熱中症を経験した人はそうでない人に比べて熱中症になりやすいと言われています。普段から体調を整えて熱中症にならないように注意しましょう。

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