ここが知りたい健康情報   「春バテ」 はるばて
春バテ はるばて
 冬の厳しい寒さが少しずつ和らぎ、今年は急に春がやってきました。というより、4月だというのに最高気温が25度を上回る日もあり、もう初夏なのでは?と感じることすらあります。当院では月に1度健康管理を目的に来院してくださる患者さんがいるのですが、このところなぜか体調が優れないと来院される人が増えているように感じます。
「なんとなくだるい」「昼でもなんだか眠い」「いつもより肩こりがひどくなった」「イライラする」などなど。夏ばてという言葉は昔からありますが、最近は春に起きる体調不良を「春バテ」と呼んでいるそうです。ということは、春に体調を崩す人が昔より増えたということなのでしょう。
 今年は日ごとの気温の差が激しく、昨日は最高気温が10度ほどだったのに、今日は最高気温がいきなり25度を超えるなど、着るものにも困ってしまいます。また、春は社会的にも環境が変化します。「学校や会社が変わる」「クラスが変わる」「部署が変わる」などストレス要因も多くなります。
 代謝や体温調節などの働きを司っている自律神経は、気温の変化が大きいことや新しい生活環境に伴う緊張やストレスが増えることで、バランスを崩してしまいます。冬の間は交感神経が活発に働いて寒さに耐えていますが、夏になると体はリラックスモードになり、副交感神経の働きが活発になります。春は、ちょうどこの交感神経と副交感神経が入れ替わる時期にあたるため、体調が不安定になりやすくなると言われています。今年のように気温差が激しいと、冬モードと夏モードの切り替えがうまくいかず、いつもの年よりも春バテになるのでしょう。

以下4つに当てはまる人は「春バテ」になりやすいかもしれません。心当たりは?
‥澆隆屬鳳親阿鬚擦困忙號辰鯲め込んでしまった人は、熱を作り出す筋肉が衰えている場合が多く、春にバテやすくなります。
△發箸發搬領呂ない人は、普段でも自律神経のバランスが悪い人が多く、この時期自律神経のスイッチをうまく切り替えられずにバテやすくなります。
N笋┥匹凌佑老譴僚笋蠅悪く、やはり自律神経の切り替えがスムーズにできずにバテやすくなります。
づ澆防邪をひくなどで体調を崩した人は、体力を奪われていてバテやすくなります。

東洋医学の考えでは、春はエネルギーを発散させる季節です。そのため木々は芽吹いて花を咲かせ、動物たちはエネルギッシュに動き回って新しい家族をつくります。人間も本来は、冬にため込んだエネルギーを使って活発に動き出せるはずです。ところがもともと体力がない人や冬に風邪をひき体力を奪われた人は、冬の間に充分なエネルギーをためることができず、春特有の気候や生活環境の変化に自律神経のスイッチをうまく切り替えられず、エネルギーを消耗して春バテになりやすくなります。また、体力不足の人は冷え性(冷え症)になりやすく、冬の間に運動をせずに脂肪をため込み、熱をつくり出す筋肉が衰えてしまった人も、春バテになる可能性があるので要注意です。
春バテ対策のカギは、自律神経です。
 基本的に東洋医学は身体全体のバランスをとることを治療の主眼においています。そうです。昔から東洋医学は自律神経に焦点を当てていたのです。脈を診て、12経絡の虚実を判断することは、自律神経の状態を観察していることなのです。そして、その脈を注意深く調整することで、自律神経の調整を図ります。五臓六腑の状態は全て脈に現れます。脈の微妙な変化を観察しながら注意深く刺鍼することが重要になるのです。つまり、12経絡の調整を行うことで、現代医学的には自律神経・ホルモン・免疫の調整、血液循環改善、自然治癒力を高める治療をしているわけです。
今でこそ西洋医学も身体と心は密接に関係していることが当たり前になってきました。4千年も前から東洋医学が気づいていたことに驚かされますね。

 次に私が大切に考えていることが患者さんとのコミュニケーションです。患者さん自身が気づくことができずにいる心理的ストレスを見つけ出すことができれば、自律神経のバランスを崩してしまった原因が見つかるかもしれず、患者さんがそのことに気づくことで解決の手助けができるのではと願っております。
 そのほか、症状に応じて、頚から肩・背中に対し鍼やマッサージを行います。頚・肩・背中のコリを取り去ることで、睡眠が深くなり、眼精疲労や身体の疲れを楽にすることができるのは鍼やマッサージの優れた効果だと考えています。

 当治療院ではアイソトニックサウンドやリラシックサウンド、オルゴールや自然音などリラクシングミュージックをBGMに使うことで患者さんができるだけリラックスした状態で治療を受けられるように心がけています。
 ストレスと上手に付き合うコツを身に付けましょう。休日はゴロゴロしているだけでは、体の疲れはとれても心の疲れはとれません。また、睡眠のリズムを乱してしまうことにも繋がります。散歩やスイミング、楽しい趣味を持つなど身体を動かすようにしましょう。特にコンピュータに向かっている仕事の人は、頭を休めることが必要です。
 昼寝は15分くらいを目安にして、目覚めたら外光を浴びましょう。夜イライラして眠れない人は、ホットミルクかホットチョコレートを飲んでみましょう。甘くて暖かい飲み物は、心を落ち着けてくれます。また、入浴はぬるめのお湯にゆっくり浸かるようにしましょう。

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