ここが知りたい健康情報   「不妊症2」
不妊症2
 不妊症の治療については「健康情報」でも、「患者さんの声」や「症例集」でも書いてきました。当治療院は私が女性鍼灸師ということもあり、圧倒的に女性患者さんが多く来院しています。更年期障害や生理痛、不妊症や逆子など女性ならではの症状での来院も他の治療院に比べて多いと思われます。最近では二人目の妊娠を希望して来院してくださる患者さんも増えました。治療後患者さんからのメールやお電話があるというのはそう多くはありませんが、不妊症の患者さんは治療が終了した後もメールやお電話でその後の経過を報告してくださる方もいて、出産後名前など教えていただいたときには一緒に喜びをかみしめています。

 最近では不妊症を専門にするクリニックもとても多くなりました。来院してくださる患者さんも数年前は大学病院やタレントさんが通院している有名な某クリニックが多かったのですが、昨年あたりからはクリニックも多岐にわたり、医師の考え方もいろいろだなあと感じます。「○○クリニックのやり方は正しくない」とか、「私は他の医師とは違う独自のやり方をしてるから」などなどです。
 人工授精・体外受精・顕微授精。次々にバージョンアップを試みても妊娠しない場合、「私は女性失格だわ」「夫にも両親にも申し訳ない。離婚したほうがいいのかも」などと悶々とする日々が続きます。鍼を施術しながらそういう患者さんとお話させていただき、少しでも心が休まればと願っています。

 上にも述べたように医師の考え方はさまざまです。「もしかして不妊症かな」と思ったとき、最初に訪れるのは近くの産婦人科という人も多くいます。私は近くの産婦人科で不妊治療を受けて取り返しのつかなくなってしまった患者さんを何人か治療してきました。大量の排卵誘発剤を使い、タイミング療法・人工授精と進みます。不妊症専門のクリニックとは違い、一般の産婦人科ではここで止まってしまいます。人工授精を何度か試みてうまくいかなかった場合、専門機関に受診するようアドバイスをしてくださるクリニックならいいのですが、数年間も排卵誘発剤を使い続けることで卵巣はどんどん老化してしまいます。ひどい場合には生理が止まってしまうこともあるのです。
 とある産婦人科では、夫の精子の量が少なく、かつ動きも悪いのに、大丈夫大丈夫と数年間も人工授精を続けていたこともあります。また、卵管が癒着しているのに検査もせずに排卵誘発剤を2年以上も使用していた人もいます。夫婦ともに何の問題も見つからない場合でさえ、1年以上も排卵誘発剤を使いながら人工授精を続けてよいのかしら?と、私のような不妊症の専門外の鍼灸師でさえ疑問を感じてしまいます。不妊治療の専門ではない産婦人科の場合、どの程度まで検査が行われるのか私には分かりません。しかし、数年間も大量の排卵誘発剤を使い続けることは決して許されないと私は思うのですが……! 

 1歩踏み出すにはたくさんの勇気が必要です。それでも当治療院で施術を受けながら、私の再三の説得でクリニックを変えた人もいて、妊娠にこぎつけることができたときには我がことのように嬉しさをかみしめています。
 西洋医学の不妊治療はかなり進んでいます。パートナーが無精子症でも、精巣から直接精子を取り出して顕微授精で妊娠させられるとのことびっくりです!ただ、受精卵を子宮に戻すことができても、残念なことに着床できずに何度も試みることもあります。何度も繰り返されると、経済的にも精神的にも辛くなってしまいます。大人の女性として妊娠しやすい身体を作り、せっかくの受精卵がきちんと着床し、その後順調に育つことができるようにお手伝いすることが鍼灸治療の目的です。私の鍼治療がそんなみなさんの役に立つことができれば幸いです。

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