ここが知りたい健康情報   「コロナ禍での体調不良」 ころなかでのたいちょうふりょう
コロナ禍での体調不良 ころなかでのたいちょうふりょう
 新型コロナウイルスに翻弄されて1年半が経とうとしています。緊急事態宣言も3回目となり、はっきり言ってうんざりしてしまいますね。最近は変異ウイルスのせいで感染力が増し、若者の重傷者も増えています。決め手のワクチンもいつ自分に回ってくるのか全く分かりません。 2020年4月からの緊急事態宣言では自宅待機を極力求められ、ストレス過剰からの「コロナ太り」や「コロナうつ」やアルコール依存などが発生し、当たり前に自由に行動できていたことがこれほどありがたいものだったと誰もが思い知らされました。自殺者も増え、精神科や心療内科は患者さんでいっぱいです。いいえ、精神科や心療内科に通院できている人はごく一部の人なのです。かなりの人が体調に不安を抱えながら感染を恐れてうつうつとした日々を過ごしていると言えるでしょう。
このような症状はありませんか?
このところ息切れがする
動悸がして胸苦しい
気温が上がってきたのに身体が冷える。またはのぼせる
食欲不振や胃のもたれ、吐き気や便秘、下痢
頭痛、頭重、めまい、立ちくらみ、眼精疲労や痛み、耳鳴り
肩こり、腰痛、筋肉痛、関節痛
頻尿、残尿感、生理不順、インポテンツ
不眠、倦怠感、疲労感
不安感、憂鬱、集中力低下、情緒不安定

最近は人と会って会話をすることが悪いことを意味するようにさえなってしまいました。私たちは社会的動物です。今の状態は異常なのです。しかし、コロナウイルスが落ち着くまではどうすることもできません。
では、最近来院された患者さんの症状を診てみましょう。
コロナで出かけることが減ってしまい、人とおしゃべりすることも亡くなり、なんかうつうつとした日々を過ごしている。そのうちに食欲が亡くなったり、耳鳴りがしたり、めまいやふらつきも起きるようになったと言います。
人によって症状はさまざまですが、動悸がして不安。頭痛やめまいや耳鳴りが起きるようになった。歩くとすぐに疲れて横になりたい。食欲がなく無理して食べても味がしない。便秘がひどくなった。ほんとうに様々です。
そして、かなりの人が判断力が落ちたような気がすると言います。特に高齢者は出かけられないことでいろいろな機能が落ちてしまうのです。若者でさえリモートワークでは元気が出ないと言います。
そんな患者さんにはいつものように脈診を行います。ゆっくり丁寧に調整することが大切です。
そして、少しでもいいので散歩やラジオ体操など運動をしましょうとアドバイスします。散歩も一人で出かけるのでは楽しくありませんし、長続きさせるには努力がいります。ラジオ体操もみんなでやっていたからこそ続けられていたのですからね。
あちこちの友達にご機嫌伺いの電話をかけましょう。コロナでつまらないのはあなただけではありません。みんなだれかとおしゃべりしたいと思っていることでしょう。
ワクチンも少しずつですが普及しつつあります。変異株のこともあり油断はできませんが、今までにも私たち人類はウイルスを克服してきているのです。もう少しの辛抱です。少しでも楽しいことを見つけて頑張りましょう。

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