ここが知りたい健康情報   「膀胱炎」
膀胱炎
 膀胱炎は女性に多い病気で、10代後半から30代にかけて罹患しやすく、再発をくり返す人も多く、自分は膀胱炎になりやすい体質なのだと悩んでいる女性もかなりいます。女性に膀胱炎が起こりやすい理由としては、女性の尿道が短いことや、細菌のいる腟や肛門と尿道との距離が近いことなどが挙げられます。
 膀胱炎には急性膀胱炎、慢性膀胱炎、間質性膀胱炎、出血性膀胱炎など数種類がありますが、ここでは一般的な急性単純性膀胱炎について述べます。

■原因
 膀胱炎の原因は細菌感染で、もっとも多いのは大腸菌で、その他ブドウ球菌、セラチア菌、プロテウス、肺炎桿菌なども見られます。また、最近では性感染症のクラミジアも膀胱炎の原因になっていると考えられています。もともと膀胱内の尿には少量の細菌が存在しているのが普通ですが、疲労やストレスなどで抵抗力が落ちてくると膀胱内の細菌が増殖して膀胱炎を発症してしまうのです。

■症状
排尿時の痛み。尿が出終わるころツーンとした痛みがあります。
頻尿。すぐにトイレに行きたくなるが、尿は少ししか出ない。
尿がにごる。白くにごったり、血液が混ざることがあります。

■西洋医学的治療
 膀胱炎の治療は抗生物質の投与です。症状がなくなったからと自分勝手な判断で薬を止めることは危険です。必ず医師の指示通りに服用してください。再発を繰り返す人の場合、治りきっていないのに勝手に服用を中止してしまった結果、残っていた細菌が再び増殖し始めたからと考えることもできます。

■鍼治療
 上にも述べたように、急性膀胱炎には抗生物質がよく効きます。しかし、何度も膀胱炎を繰り返したり、膀胱炎が慢性化してしまった場合には鍼治療が効果を発揮します。
 膀胱内に細菌が進入した場合、身体が元気で免疫力があれば細菌に打ち勝つことができるはずです。しかし、強いストレスや生活習慣の乱れにより体力が低下している場合には免疫力を発揮することができずに細菌の増殖を許してしまうことになるのです。また、抗生物質は細菌の増殖を抑えることができるとともに、免疫力も抑えてしまうのです。したがってなんども膀胱炎を繰り返したり、慢性化してしまった場合には西洋医学では完治が難しくなると考えられます。
 鍼治療は免疫力を高める治療です。脈診により経絡の虚実を見極め、その調整を丁寧に行うことで全身のバランスが整えられ、血液循環が改善され、自然治癒力(免疫力)が高まるというわけです。病気は免疫力の低下で起こります。何度も繰り返す膀胱炎も、慢性的に治らない膀胱炎も、免疫力がつくことで根本から治すことができるのです。
 次に大切なのは冷えに対する治療です。「冷え性」の項でも述べましたが、鍼灸治療は気血の流れをスムーズにすることで冷えに対して大きな効果を発揮します。

■予防
 再発防止は生活習慣を見直して
もちろん膀胱には細菌に対する抵抗力があります。しかし、病気をしたときや、疲れやストレス、冷えなどで免疫力が低下すると、細菌に感染しやすくなります。また、水分が十分摂取できず尿量が減ると、尿で細菌を流し出す機会が少なくなるので注意しましょう。
ストレスや疲れをためない
十分な休養、睡眠をとる
栄養バランスのよい食事を心がける
体を冷やさないように注意する(特に冷房対策をしっかりと)
水分摂取を十分に(膀胱炎の初期では水分をとって尿量を増やすことで細菌を押し流してしまうだけでも完治します)
外陰部を清潔にする。排便後は「前から後ろへ」向かって拭く
生理用ナプキンはこまめに換える(下着の清潔にも気をつけて)
性交渉は細菌感染のきっかけになりやすいため、その前後にカップルの双方がシャワーなどで清潔にする。また、性交渉後は早めに排尿するよう心がける
便秘をすると便の中の大腸菌が増えるため、便秘しないよう食事と運動に気をつける

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