ここが知りたい健康情報   「便秘」
便秘

 ここのところ便秘を訴えて来院される若い女性患者さんが増えました。受験や人間関係のストレスやダイエットなど種々の理由が考えられますが、女性にとっての便秘は肌荒れの原因にもなります。正しい知識を身に付け便秘と「さよなら」しましょう!

■便秘とはどんな状態のこと?
 さまざまの原因により3日以上便通のないもの、排便量が少ないもの、硬便で排便困難や残便感、苦痛を伴うものを言います。ようするに「私って便秘かしら?もっとスムーズに排便したいわ」と思えばそれが便秘なのです。

■便秘には種類があるの?

器質性便秘 大腸癌やポリープなどにより腸管そのものの内径が狭くなって起きる
直腸性便秘 便意を我慢するうちに直腸が便意に鈍感になって起きる
弛緩性便秘 老化や出産などによって腸の蠕動運動が弱くなって起きる
痙攣性便秘 ストレスや大腸過敏症などにより腸が緊張して痙攣のために蠕動運動が妨げられる

■便秘の原因はなに?

食物繊維不足 食物繊維は腸で消化されず、便として排泄されます。また、便通を整えると共に腸を刺激し、スムーズな排便を促します。また、食物繊維は腸内細菌の善玉菌を増やし、腸内環境を整えます。
運動不足 腸の動きは運動で活発化します。
毎日の散歩など軽い運動を心がけましょう。
小食や水分不足 ダイエットによる小食は便秘を起こします。特に朝食はしっかり食べましょう。また水分不足になると便が硬くなってしまうので十分な水分補給が大切です。
我慢癖 便意が起きた時はすぐトイレへ。 我慢すると便意が消えて便秘習慣がついてしまいます。朝食後は便意がなくてもトイレに行く習慣をつけましょう。
強いストレス 強いストレスは身体に思わぬダメージを与えます。便秘もその一つですが、ストレスが解消されてもなかなか元に戻らなくなってしまうので要注意。

■便秘の鍼灸治療
 当院には便秘の患者さんが頻繁に来院されています。便秘に悩んでいる人のほとんどが女性なので、治療者が女性だと安心できるのでしょう。20年来の便秘がたった1回の治療ですっかり治ってしまったとお電話をいただいたときには、自分のことのように嬉しくなります。もちろん1回で治ってしまえばこんな嬉しいことはありませんが、通院回数はだいたい3回くらいでしょうか!
 それではどんな治療かをお話します。まず、東洋医学的な診察法で脈を診て全身状態をチェックし、全体調整を行います。便秘の患者さんは交感神経緊張状態になっていることが多く、鍼灸で自律神経のバランスを整えることが重要です。その上で胃腸の働きを促す鍼をし、どんなタイプの便秘かを見分け、患者さん一人一人に合わせた治療をします。治療箇所は腹部や腰部だけではなく、全身調整を目的として手足にも行います。 
 マッサージは、大腸に沿って「の」の字を描くように時計まわりに行います。親指を除く4本指で両手を重ね、ゆっくり30回程度が適当です。この方法は慣れれば自分でもできるでしょう。
 当治療院ではアイソトニックサウンドやリラシックサウンド、オルゴールや自然音などリラクシングミュージックをBGMに使うことで患者さんができるだけリラックスした状態で治療を受けられるように心がけています。

■便秘に良い食べ物はあるの?
 起床後すぐの1杯の冷たい水はとても効果があります。その上で繊維質の多い食べ物を積極的に摂りましょう。代表的な食べ物としては、さつま芋やごぼうなどの根菜類、キウイ・りんご・みかんなどの果物、その他レーズン・かぼちゃ・アロエ・きのこ・ごま・納豆・玄米・ヨーグルトがあげられます。

■便秘は女性の敵
 肌は内臓をみる鏡です。不要物や毒素を体外に出すことが排便です。しかし、便秘が続くと毒素は排泄されずに体内に溜まり続けます。すると、その補助作用として汗腺から汗と一緒に毒素を出そうとしてしまうのです。その結果、肌荒れ、吹き出物、ニキビなどが増えるという結果になるのです。ダイエットの目的で食事を減らしたことが結果として肌荒れを起こしてしまうわけですね。また、便秘によって腸内環境が乱れると、アレルギーに罹りやすくなると言われています。そして口臭もまた便秘に起因しているのです。腸内で発生したガスが小腸で吸収され血液中に入り全身に流れます。それが、肺で二酸化炭素とともに呼気として排出され口臭になるのです。

便秘を克服して若さと健康を取り戻しましょう。

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