患者さんの声   「体調不良」 たいちょうふりょう
体調不良 たいちょうふりょう
 今年は台風が次々やってきました。夏は猛暑日が続き、冬もいつもの年より早めにやってくるようです。春や秋のようなさわやかな季節がほとんどありません。日本は四季の国ではなく、二季の国になってしまったのでしょうか。自然は昔から生き物に優しいとはいえなかったかもしれませんが、最近の自然は暴走しかけているような気がします。そのせいでしょうか、今年はなんとなく調子が悪いと訴える患者さんが増えました。
 私たちの身体は自然から大きな影響を受けています。東洋医学では昔から自然界を重要視してきたのです。自然を恐れ敬い、自然からたくさんの恩恵を受けてきたのです。

■UMさん (患者さんからのメール)
先生。こんにちは。UMです。
なんとなく体調が優れなくてあちこちの病院に通っては「気のせい」と言われたり、「うつ病」と診断されたりしていろいろな薬を飲んだりしてもどんどん体調が悪くなってきて一年が過ぎ「いつになったらこの状態から抜け出せるのだろう?一生このままだったらどうしよう」と悶々としていた時期に先生のホームページに偶然たどり着く事が出来ました。
施術をしていただいてまだ2か月余り・・・ここ二週間ほどは調子が悪くなる以前のように心も体も自由に自然に過ごせるようになりあまりの効果に大変な驚きと感謝の気持ちで一杯です。
先生に教えて頂いて、毎日自宅にて行っているお灸の効果も実感しており、病気になったから薬で治す・・・ではなく、日ごろの体への気遣いが病を防ぐ。その事の大切さを知りました。来週お伺いしますがお灸のツボのマーキングをまたお願いいたします。これからも私の主治医として長いお付き合いをお願いいたします。
UMさんはとても元気になり、今月からパートを始めるとのことです。現在も隔週で通院しておられます。

■SYさん (患者さんからのメール)
こんにちは
たまに腰痛などでお世話になっている、Sです
今回連絡させていただいたのは自分の事ではなく、知人の事です。
知人は1ヶ月ほど前に病院で自律神経失調症と診断され、薬物治療をしていますがなかなか良くならず、仕事もできなくて悩んでいます。症状は、めまい、肩こりが主で、他に膀胱炎、口内炎、胃炎など、ここ一ヶ月の間に次々とかかっています。
おそらく薬の副作用などもあると思い、鍼を勧めてみました。出来れば高原先生のところで診てもらいたいと思っているのですが、本人の家が都内にあり、鶴ヶ島まで定期的に通院するのは難しそうです。とりあえず先生の治療院を教えておきました。連絡があったらよろしくお願いします。
SYさんが紹介してくださった患者さんはその後すぐに来院されました。数回の来院後、次のようなメールをいただきました。
高原先生、今日はほんとうにありがとうございました。3回の通院でこんなに楽になるとはびっくりです。
とても気持ちも楽になりました。医師には重症な自律神経失調症とうつ病だと言われていたので、先生の言葉でかなり気持ちが軽くなりました。Sさんに紹介していただき、色々相談したくなる位、良い先生で、来て良かったです。
都内からだと電車で2時間はかかりますが頑張って通院しようと思ってます。
お日様にあたる。
ごろごろばかりしないで少しは動く。
なにか楽しいことをする。
スマホの操作は寝る前30分前に終わらせる。
やってみます!
治療を受けて2ヶ月になりました。今は薬が無くてもあまり不安を感じなくなりました。
もう病院へは行かないことにしようと思ってます。どうせあれこれと薬が出るだけですし、副作用も怖いですから。来週は電車でなく車で行ってみようと思ってます。もちろん自分で運転します。なんだかできそうな気がするんです。

■患者さんを診察して思うこと
 体調不良で悩んでいる患者さんはほんとうにたくさんの薬を飲んでいます。症状に応じて薬が処方されていて、楽になるためには仕方の無いことかもしれませんが、そんなに薬を飲んだら身体がおかしくなってしまっても不思議ではないと感じてしまいます。ある症状に対して薬が処方され、その副作用らしい症状に対してまた次の薬が処方される。消炎鎮痛剤、抗不安薬、自律神経調整剤、抗生物質、睡眠薬、そして胃薬。数ヵ月後には「あなたはうつ病です」と言われてしまったという人を何人も診てきました。本物のうつ病には西洋医学的アプローチは欠かせません。しかし、すぐにうつ病と決め付ける最近の風潮には危機感を感じています。最近のCMに「肩こりや頭痛はうつの症状かも」というのがあります。うつ病の一症状として肩こりや頭痛が起きることもあるでしょう。しかし、肩こりや頭痛だからうつかも知れないという考え方は短絡的でとても危険だと私は思います。抗うつ薬を飲む前に鍼治療を試してみたらどうでしょう。その上で効果を実感できなければ専門機関を受診してみても遅くはないと思います。
 体調不良で当院の鍼治療を受けた患者さんのほとんどは数回の治療でどんどん変化していきます。家族との関係、仕事への不安、恋愛のもつれなどなど治療をしながら話しをしてくれるようになります。そして数ヵ月後には見違えるように元気になります。
 私は鍼灸師なので薬について指示を出すことはできません。だからこそ医師には慎重に投薬をして欲しいと願っています。そして患者さん自身も身体についてもっと知って欲しいと思います。薬には必ず副作用があるということをしっかり認識して欲しいと思います。アメリカでは代替医療が半分以上を占めているそうです。それはアメリカの保険制度にも起因しているのでしょうけれど、いわゆる西洋医学で処方される薬に疑問を感じている人が多いからでしょう。
 社会の進歩についていくこともなかなか大変です。人間関係も複雑でときには疲れてしまいます。進歩についていけなくてもいいではないですか。複雑な人間関係で疲れたら一人でじっとしていてもいいのです。たまにはおもいきり落ち込んで泣いてもいいのです。いつも元気でいる必要はないと私は思っています。明日元気になれたらいいですね。スローライフでいきましょう。

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