患者さんの声   「不妊症」 ふにんしょう
不妊症 ふにんしょう
Sさん 女性 37歳 初診2006年
結婚して8年。最初の3年ほどは子どもはしばらくいらないと考えていたようですが、その後なかなか妊娠しないために病院で検査を受け、夫婦共に特に問題はないとの診断結果でした。とりあえずタイミング療法で様子をみていたのですが、なかなか妊娠しないために体外受精に切り替えたとのことです。一度目は着床せず失敗。妊娠しやすい身体作りを目的に来院されました。
タイミング療法でも、体外受精でも失敗が繰り返されると落ち込んでしまいます。彼女の場合は年齢的なこともあり、周りからもいろいろ言われたようで、かなりうつ状態になっていました。人の身体は自律神経やホルモンの微妙なバランスが大切です。夫婦共に問題がないにも関わらず妊娠できないというのはこの微妙なバランスが崩れているからなのです。鍼灸で自律神経とホルモンの調整をしながら、不妊治療で疲れてしまった心が楽になるようにいろいろ話しました。タイミング療法も体外受精もしばらく忘れることにして半年が経ちました。そしてめでたく自然妊娠したのです。そのときの患者さんの電話は今でも忘れられません。

■患者さんからの電話
先生、Sです。
この前生理が遅れてるって話しましたよね?今日病院で妊娠してることがわかりました!
もうびっくりです!
8年も待ってもう諦めかけていたのにねえ!
半分諦めてリラックスしたのが良かったのかもね!
ありがとうございました。

■院長

Sさんと同じように、体外受精を待たずに自然妊娠した例は結構あります。ただ一度悲しいこともありました。
結婚して10年の女性でした。当治療院で不妊治療を開始して数ヵ月後、せっかく妊娠できたのに子宮外妊娠で片方の卵巣を切除することになってしまったのです。彼女の場合は幸いなことにその後再び妊娠して可愛い男の子を授かりました。
妊娠を希望しているのにかなえられない場合、どうしても女性側に問題があると考えることが多いようです。不妊治療で来院される患者さんの中には、夫が検査に応じてくれないというケースがあります。レディースクリニックや鍼灸に通っても、夫の側に問題があればどうすることもできません。そういう話を聞くたびに理不尽な旦那様に怒りを感じてしまいます。

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