女性鍼灸師です

女性鍼灸師です

鍼治療を受けたいと思うとき、みなさんはどのようなことを考えますか?
鍼って痛いんじゃないのかなあ?
漢方とか鍼なんてほんとうに効くのかなあ?
消毒とか大丈夫なのかなあ?
などなど。

 実際に鍼治療院を訪れる前に知り合いにきいてみたり、ネットでいろいろ検索してみたりするのではないでしょうか。西洋医学とは違い漢方や鍼灸はまだ未知の部分が多いようです。実際鍼灸師の説明をきいてみても、経絡や経穴だの、脈診だの、陰陽五行だの効きなれない言葉ばかりです。それでも最近ではWHO(世界保健機関)で鍼灸療法の有効性が認められたり、NIH(米国 国立衛生研究所)の見解として鍼灸療法の各種の病気に対する効果とその科学的根拠、西洋医学の代替治療として効果について有効であると発表されたりしています。また、大学病院に鍼灸科が設立されるようになりました。
 それでは鍼灸院にはどのような患者さんが多く訪れるのでしょうか。鍼灸院によっても違うとは思いますが、まず当院の患者さんの8割が女性です。年齢層は30台40台で70%を占めています。たいていの鍼灸院では肩こり・腰痛・関節痛の患者さんが多いと思うのですが、当院では不妊治療や逆子や月経にまつわる各種症状の方がかなりいらっしゃいます。

女性の患者様へ
 鍼灸院で不愉快な思いをなさったことはありませんか?
ベッドがたくさんあって、スタッフも多い鍼灸院もありますが、たいていの鍼灸院は一人か二人で治療していることが多いですね。ベッドがたくさんある鍼灸院では、個人的に踏み込んだ話ができないというデメリットもあって、小さな鍼灸院を選ぶ患者様も多いと聞きます。
 最近は女性鍼灸師も増えましたが、男性に比べてまだまだ少ないのが現状です。そんな中、鍼灸院で不愉快な思いをしたとお話される女性患者様も少なくありません。腰痛で鍼灸院で治療を受けたところ、あなたは特殊な腰痛だから治療にも特別なことが必要だと言われてあちこち触られたという人。不妊治療を希望して質問に答えていたら、性的な質問がエスカレートしてしまい、なんと答えればいいのか困ってしまい途中で帰ってきたという人。なぜか鍼灸師の奥様に誤解されて不愉快な思いをした人。とにかく診療室で男性と二人きりになるということだけで気まずさを感じる人も多いことでしょう。

 当院はとても小さな鍼灸院です。スタッフも女性鍼灸師が一人いるだけです。長年通院してくださっている患者様とはかなり個人的な会話を交わすこともあります。子どもが結婚したとか、赤ちゃんが生まれたとか、ご主人が入院してしまい心配だとかなどなど。引越しのために来院できなくなった患者様から、ガンと診断されて不安だとお電話をいただいたこともあります。

 西洋医学の進歩は目を見張ることばかりです。けれど、検査では問題ないといわれる体調不良、肩こりや腰痛、そして不妊症や逆子、月経に関する悩みなど来院して話してみませんか?女性同士だからこそ言えること、女性同士だからこそ分かり合えることがきっとあると思います。

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