自費出版 「翼を折らないで」のページ | ||
− この本を手にしてくださった方へ − この作品は、ほとんど全盲である私が自分の子育て記録を中心に、視覚障害を持った故のなやみや喜びを、率直に書いたものです。先天性の視覚障害である主人公の飛鳥が、自分の遺伝のことや、一人の女性として結婚し母親になっていく過程で、感じ、経験したことをかなりシビアに描いたつもりです。 視覚障害を持つ女性の誰もがこの飛鳥のような生き方をしているとは限りません。しかし、同じような悩みや喜びを体験している人が多いことも事実です。 この作品の時代背景は、昭和四十年代後半から、五十年代にかけてのもので、福祉政策など今とはかなり違っているかもしれません。しかし、ボランティアなどという言葉がマスコミに登場するようになった平成の今日でも、当時と同じような経験をしている人は、まだまだいると私は思います。眼が見えないということは、たくさんの不便さが伴うということです。しかし、それは単に不便だということであって、生きていくのが苦痛だということではありません。友人や近所の人たちのちょっとした手助けと、生涯を補う便利な道具があれば普通の生活をすることができるのです。
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「翼を折らないで」 哺乳壜の目盛りが見えないの。どうしたらいいの? |
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作者 高原 光子 出版社 Iproject 定価 1000円 送 料 1冊 240円 住所、氏名、冊数を明記のうえ、次の郵便振り替え番号へお願いいたします。 加入者名 翼を折らないで 振り替え番号 00590-8-41423 |