Q1 |
はりは痛いでしょうか? |
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鍼が痛いというイメージは注射針の痛みや、縫い針からきていると思われます。鍼は注射針や縫い針よりもはるかに細く、髪の毛ほどの太さで、0.18〜0.2mmくらいです。ですから、鍼を身体に刺すには熟練した技術が必要になるのです。ときに軽い「ひびき」を感じることもありますが、慣れてくるとそれが気持ちよさとして感じられるようになるはずです。治療中に眠くなってしまうのもこの気持ちよさからなのでしょう。 |
Q2 |
はりの後すぐに入浴してもいいでしょうか? |
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基本的には問題ありません。鍼を刺した所からばい菌が入るのではと心配される方もおられるようですが、鍼の痕はとても小さくすぐに塞がってしまうので、ばい菌が侵入することはありません。ただ、人によって疲れを感じることがありますので1時間ほど待つことをお勧めします。 |
Q3 |
どれくらい通院すれば直りますか? |
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治療に要する期間は、病気の種類や状態(症状の程度、生活環境、年齢)によって異なりますが、若い方は回復が早く、慢性化した病気ではある程度の期間を要します。ただこれだけは言えますが、どんな慢性化した患者さんでも、どんなに痛みの強い患者さんでも一時的にせよ帰りには驚くほど楽になりにこにこしておられます。これは鍼や灸、マッサージの特徴だと思われます。 |
Q4 |
ツボはどうやって見つけるのですか? |
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ツボは東洋医学では「経穴」と言われるものです。押して痛い所や緊張の強い所、熱感のある所や硬くなっているなどの反応として現れます。内臓に問題があるときには背中や肩が凝りますし、生殖器や腎臓など下腹部に問題があれば足のむくみや冷えとして現れます。また、風邪のときには首や腕のツボに反応が出ますし、目の疲れも首の凝りとして感じられます。ですからそのツボに適度な刺激を加えることで内臓の病気を治すこともできるわけです。 |
Q5 |
はりの消毒は大丈夫でしょうか? |
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当院ではすべてディスポーザブル(使い捨て)鍼を使用していますので安心してください。それではなぜディスポーザブル鍼を使うのでしょうか? 近年、注射針の使いまわしによるB型・C型肝炎などの感染症が 問題視されています。鍼はとても細く感染の危険はほとんどないと報告されています。しかしながら当院では安全第1と考え、全ての患者さんに対してディスポーザブル鍼を使うことにしております。 |
Q6 |
金属アレルギーですが、はりをしても大丈夫でしょうか? |
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金属アレルギーは、継続して金属に接触する事で引き起こされるものです。鍼は皮膚との接触面が非常に小さく短時間ですので全く問題はありません。
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Q7 |
薬を飲んでいてもはりはできるでしょうか? |
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基本的には処方された薬はそのまま飲み続ける必要があります。素人判断で急に止めることでリバウンド減少が起こることも考えられます。そして、鍼をすることでいずれは薬の量を減らし、最後には止められるようになれれば嬉しいことです。 |
Q8 |
治療の後、お酒を飲んでもいいでしょうか? |
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直後でなければ問題はないと考えています。患者さんの中には治療後のお酒はいつもよりおいしいと言われる方もおります。ただし、飲酒直後の場合、鍼に対する反応が普段と違うことが予想されるため、鍼治療はお断りさせていただいております。 |
Q9 |
はりは慢性的な症状にしか効かないのでしょうか? |
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鍼といえば、肩こりや腰痛、リューマチや神経痛というイメージがありますね。しかし、鍼は急性の病にも効果を発揮します。風邪の熱を下げたり咳を止めたり、急な腹痛や歯痛にも強い味方です。もちろんアレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎などの免疫疾患には体質改善を期待できます。 |
Q10 |
はり・きゅう師ってどんな人? |
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鍼灸師になるためには専門の養成学校で3年間修了する必要があります。その後国家試験に合格することで、「はり師」「きゅう師」の免許が与えられます。(以前は県単位の試験でしたが、平成5年から国家試験になりました)なお、あんま・マッサージ・指圧師も養成学校で3年間修了し、国家試験に合格する必要があります。 |